居抜きのメリット・デメリットを考える
2014.09.26 (金) その他
魅力の多い居抜き物件
居抜き物件というのは、以前に店舗営業していた物件を、
設備ごとそのまま引き継ぐ形で契約し、
使用できる物件のことです。
居抜き物件では、空調やボイラーなどの設備を
引き継いで使用できる点が大きなメリットです。
完全にゼロからオープンするのに比べて、
設備や内装の費用が浮くことで、初期投資が大幅に抑えられます。
同業種であれば機能的な動線が確保できていて、
使い勝手が良いケースが多いのも魅力です。
また、オープンまでの日数も短縮できます。
形態によっては、水道や電気、ガスの開栓だけで営業を開始できます。
居抜き物件のデメリット
居抜き物件の契約の際、
前オーナーが店を手放した理由については必ず確認しておきましょう。
家庭の事情など個人的な理由であれば問題ありませんが、
立地が業態に適さなかった、
店舗自体の評判が悪かったなどの理由である場合、
同業種の店舗を開業するには不利と言わざるを得ません。
不動産業者としては成約が第一であるため、
正確な情報が得られにくいこともあります。
そこで、当該物件の近所の店などで、
「あそこの店って、閉めちゃったんですね」と、
さりげなく訊ねてみましょう。
地元の人間だけが知る情報が得られる可能性があります。
居抜き物件はここをチェック!
居抜き物件の契約時は、設備や内装が実際に使用できる状態か、
設備の使い勝手や動線は良好か、以前の店舗の評判の良し悪しはどうか
についてチェックしましょう。
設備がリース契約の場合は、支払い状況や名義変更の確認は忘れずに。
居抜き物件であっても、造作譲渡は別途という例もあるので
注意が必要です。
後のトラブルを防ぐためにも、
契約は必ず読み合わせの上で交わすようにします。