商品以外のディスプレーの大切さ
2014.09.23 (火) その他
店舗に欠かせない技、ディスプレー
お店をデザインすると言えば、一番最初に思いつくのはやはり商品陳列です。
購入してほしい商品や目玉となる商品を配置して行くのは、なかなか難しいことですね。
ですが、カッチリと決めることができれば、それだけでお店の雰囲気をプラスに導く力を秘めています。
商品ディスプレーは、商品を詳細に知る人の知識やセンスが求められる技術ということなのですね。
しかし、お店を心地よい空間にデザインするためには、
商品陳列以外のディスプレーも必要になってくるのです。
光や影の動きまで計算された空間のディスプレー
せっかく商品を素敵にディスプレイすることができても、お店の雰囲気が暗かったり、
見せたいポイントに光が行きわたっていなければ、商品を目立たせることはできません。
お店の雰囲気に合わせて「空間をデザインする」ということが大切です。
例えば、お花屋さんなら、昼の間は自然な採光を取り入れ風の通り道を作るなど、
自然を感じるようなデザインにすれば、緑を際立たせることができるでしょう。
新発売の商品などに集中的なスポットライトを付ければ、自然にそこに目が行きやすくなるでしょう。
空間デザインは、お店側がお客様に伝えたいことを、
目に見えないメッセージで受け取ってもらうための手段なのです。
その上で、お客さまがどのように動くかの導線を考えながら商品のディスプレーにもこだわれば、
お店側がお客さまに見てほしい・購入してほしい品物をきちんと見てもらえる、
お客さまが欲しいもの・探しているものを、きちんと見つけられる、
そんな環境を作りだせるようになるでしょう。