レジの位置から考える店舗の導線
2014.06.30 (月) その他
“お客様目線”の心はあるか?
かっこいい店舗=売れる店舗、ではありません。
“売れる店舗”としての機能要素をまず充実させ、
その上にかっこ良さを付加するのが本道です。
売れる店舗とは、デザインだけが一人歩きする
独りよがりなものではなく、
お客様の目線でのワクワク感や満足感、
分かりやすさ、心地よさといった要素が、
適切な導線となって店舗デザインの中に
バランス良く組み込まれているものです。
店が売れない本当の理由
売れない店舗に共通するのは、第三者の目線が欠けた姿勢です。
中でもレジの位置は、入店した瞬間からお客様が意識する要素ですが、
ここに問題があると、滞店中のストレスポイントにもなりかねません。
お客様の滞店時間が短いのは、
店内をゆっくり見て回ったり、店内の奥のほうまで
行かないままで店を出てしまうというパターンが多いかと思います。
理由を突き詰めていくと、
やはりレジの位置と関わる導線に問題があることが分かります。
レジ位置改善で店舗を再生
レジから店内が全方位にわたって
見渡せるような死角のない配置は、
店のスタッフにとっては接客や防犯など
あらゆる面で好都合かも知れません。
ですが、これは完全に店側の都合本位です。
オープンすぎるレジ位置のレイアウトは、
お客様からすれば、どこにいてもレジのスタッフに
見られているようで居心地が悪く、
リラックスできないのではないでしょうか。
レジの位置をはじめ、お客様の目線で導線を改善することは、
スムーズな回遊ができる店=導線の良い“売れる店”に
生まれ変わるための、気づきを与えてくれるものなのです。