アナロガスを使う事で柔らかい雰囲気のお店を作る
2014.04.28 (月) お店を作る際の配色について
店舗経営を長く続けるためには、集客力を向上させるとともに、
固定客をつかむことが必要です。そのために必要なのが雰囲気作り。
内装やカラーリングは、お店のイメージ作りに重要な働きをします。
赤に代表される暖色には、食欲を増進させる効果があると言われ、
食欲を増進させることから、飲食店や食品関連で良く使われます。
しかし、強い赤一色の店内では、かえって落ち着きません。
逆に、青に代表される寒色は、興奮を鎮めたり、プロフェッショナルな
印象や誠実さ、清潔感を感じさせる色ですが、食欲を減退させる
効果があるので、飲食店には不向きです。
色合わせにはさまざまなテクニックがありますが、初心者でも
失敗のない基本技法の1つが“アナロガスカラー”です。
アナロガスカラーとは、カラーサークル上の隣り合った色で、
3色以上の組み合わせのこと。類似色・同系色の組み合わせを言います。
調和が取れ、心地よく柔らかい印象が作り出せます。
色の配置によって、リズミカルなイメージを作り出すことも可能です。
似た色の組み合わせなので、合わせやすく、グラデーションも
作りやすいアプローチです。
例えば、鮮やかな赤と黄色を組み合わせると派手でケバケバしい、
強い印象になります。
しかし、アナロガスカラーの手法を用い、トーンを抑えたクリーム色と
淡いピンクを組み合わせれば、とても柔らかな雰囲気になります。