店舗デザインへの想い

代表 上水流が店舗デザインに携わるようになった経緯、それに対する想いを長々と書いています。
当社スタッフそれぞれが、同じ想いでいることも知ってください。

500店舗を超える実績から見えてきた「売れる力学」と「なんでも屋精神」 500店舗を超える実績から見えてきた「売れる力学」と「なんでも屋精神」

代表である上水流が店舗づくりで日々感じていること、店舗設計の仕事を目指すようになったきっかけなどを述べたいと思います。

売れるお店をつくらないと意味がない。

デザイン要素が高く、だれが見てもかっこいい・かわいいと感じる店舗が、必ずしも「売れるお店」とは限りません。機能性や導線が悪いと、「かっこいいけど売れない店舗」になってしまします。

そもそもお店の目的はなんでしょうか。商品が売れること、人が集まること、世間に認知されること、ワクワクさせること・・・たくさんありますが、要はお客様の満足と引き換えに、利益を上げることです。

利益を上げるには、店舗デザインだけの観点から言うと、機能的な店舗であることが重要です。お店をつくる時に1番大切なのは、お客様の入店率をあげるためのプランです。究極ですが、商品がなくても入店してしまうお店にすることが目標です。レストランに食事がなくても、お客様は入ってきます。考え方は違うかもしれませんが、物販店舗でもそうありたいと思っています。

店舗設計の仕事は「なんでも屋さん精神」でないと成り立ちません。デザインばかりしてる方はこのような発想はないと思いますが、立ち上げ店の場合、企画(デザイン)、設計施工(工事)、運営(商売)の三拍子すべてを理解したプランがあって、初めて「売れる店舗」が生まれます。

私が数々の「売れるお店」の実績をあげてこれたのも、このトータルなバランス感覚があるからだと感じています。

ヤル気のない方はご遠慮願います。

お店を運営する方は商売のプロですが、お店づくりのプロではありません。もちろんお店のイメージや方向性はおありでしょうから、何度も話し合ってその具体性をつくっていきます。私たちはオーナー様のお手伝いをするだけで、 あくまで主役はあなたです。

デザイナーまかせでは、絶対に売れる店になりません。オーナー様も店づくりに参加し、キャッチボールを繰り返すことで、答えが見えてきます。本気で考えを出し合い、イメージを共有し、間違った店づくりを修正し、お客様を誘導できる導線計画(仕掛け)をいっしょにつくることで、売れる店に近づいていきます。

想いの共有がなければ失敗します。

お店も自分も変わらないと、変わらない

昔のお店は、5年に1回の改装を繰り返していましたが、現在3〜2年くらいで改装する会社が増えています。建築家の人からすると理解できないと思いますが、「良いものも古くなり、ダサイものも時代が変わるとオシャレに変わる。

私たちデザイナーは、時代の変化にともなって変わらないと長生きできません。言葉は悪いかもしれませんが、器用貧乏が一番いいのです。私はよくスタッフに「カメレオンになれ!」と言っています。

自分の個性はアイデアに注入し、デザインではオーナー様のイメージを形にする。基本プランから修正を繰り返して、自分の個性が消えたところで、良い店ができると信じています。

設計実績にこだわる理由

12年前のことですが、ある設計会社の人に「年間設計実績どのくらいあるのですか」と聞くと「バブルの時で50件」と答えました。その当時の私は年間25件と半分でした。この時すごく悔しくて、50件を超すことを目標に懸命に働き、現在スタッフも増えたこともあり、年間100件以上設計実績に到達しています。

私たちがつくった店舗の数々はこの15年で有名店舗となり、1ブランド60店以上のお店も存在します。私たちの総実績数は、500店舗以上にのぼります。
お店が売れてるから増え続けていますし、次のお仕事をいただけています。1回だけのお付き合いの店舗様は本当に少ないです。

平凡な野球少年 上水流が設計士を目指す

子どもの頃、父の経営する工務店の手伝いで建築現場について行った時、そこで働く職人さんがカッコ良く見えました。図面のないところから家を建てていく大工さんや、壁を塗る左官さんのしぐさに憧れて、大きくなったら家をつくる職人になりたいと思うようになりました。

中学の3年間、野球で汗を流した私に高校受験の時期がやってきました。
父は姫路商業高校野球部のOBで、私にもその高校で野球をやれと言いました。スポーツとは別に、何になるにしても商業を勉強しないと良い経営者にはなれないと。
しかし結局は飾磨高校普通科(通称、亀高)に行きました。父の敷いたレールには乗りたくなかったんです。父には「亀高に合格したら野球部に入るから」と説得し、約束どおり高校3年間は早朝6時からの朝練と放課後は夜の9時まで野球に打ち込みました。

本当は、東洋大姫路高校のゴルフ部に入りたかったんです・・・。本当に勉強が苦手でしたから(笑)。それでも大学受験のために、とにかく人と違う方法で大学に入ることを考えました。創作系学科、美術系は得意だったのと、国語は苦手だったのですが、野球部の監督から毎日日記を書かされていたので、表現することや文章を書くことが得意になりました。

この日記が大学受験に役立つことになります。建築家になる夢が揺るがなかった私は、大阪芸術大学建築科を受験しました。受験科目がデッサンと面接と論文だったのですが、論文が苦手な受験生が多い中、難なくパスすることができました。

「大学がダメなら専門学校でもいい」無知だった私は、専門学校に行けば誰でも建築家になれると思っていました。自分中心に地球が回ってるタイプ。しかし、やる気は世界一!知識0でしたが、見事志望校に合格しました。

大学在学中は真剣に建築の勉強に取り組みました。学科生は120人いたんですが、私がやると1週間でできるような作品を、他の学生は2週間も3週間もかかってしまう。周りから早い、スゴイと言われても、自分ではそう思わない。勉強するために大学に入ったのに、みんなやる気があるのかなと歯がゆくて、悔しくて。今年大リーグに行ったダルビッシュ投手ではないですが、自分のライバルはココにはいないという感じでした。

4年間を建築の勉強で費やした結果、卒業制作でつくった商業施設の模型は、見事、建築科の学科賞を受賞しました。
当時の学科長は、私の作品を「これは○○という世界トップレベルの建築家に影響された作品で、建築ではなく造形だ」と酷評しましたが、私はその建築家の名前も作品も知らず、オリジナルだったんです。しかし、これがきっかけでキッパリ建築科を目指すことをやめ、店舗関係の仕事に進むことになりました。

数字が実証する実績と経験

1996年、大学を卒業した私は、店舗設計施工会社の(株)英進に就職。入社1年後にしてジョイント/3coins/Lui’s(ルイス)の設計施工管理を経験します。5年後には、設計企画部のチーフを任され、早くも頭角を表わしました。

現在の私があると言えるのが、(株)パルのセレクトショップ、ガリャルダガランテ/パピヨネ/ラシットのブランド立ち上げで、3年間で1ブランド30店舗の設計を達成させた実績です。その店舗にお客様も集まり、パルの売り上げが年商30億円から600億円の企業に上場しました。
「導線のカミズル」と呼ばれようになったのもこの時期からです。これらの経験が自信と誇りとなり、現在まで息づいています。

経験を積んだ私は、2004年に店舗デザイン事務所「(有)デザインルーツ」を立ち上げ独立。2005年に『(資)volume6』を設立しました。同年には、若き設計士育成のための『店舗設計塾』を開設し講師にもなります。
2007年、本格的に店舗什器備品を販売するために「volume6」を「(株)デコ・タス」に社名変更。一方で仕事の幅を広げるために「デザインルーツ」をベースに、大学時代からの親友・小泉宙生氏、金山大氏と共同で一級建築事務所「スウィング」を立ち上げました。

次なる使命 若手の育成に注力

さらに上を目指ために、昨年(2011年)企画会社『デ・クレア(のちにデクレアデザインプロジェクト)』を立ち上げました。その事業内容はさまざまな分野がありますが、若き設計士やクリエーターたちの育成がその一つです。現在、「産学連携プロジェクト」が全国的に展開されていますが、私もこれに賛同。ワールドからの依頼もあり、学生にショーウインドウのデザイン等の指導をしながらチャンスを与えることで、このプロジェクトに参加しています。

その延長線上にあるのが「DESIGN PRICE ¥0 PROJECT」。設計や建築デザイナーを目指す人たちに、実際にご依頼いただいたお客様の店舗デザインをしてもらう、という実践的スクールです。デザイン料は、1店舗目に限りその名のとおり無料。依頼主に気に入ってもらえた場合、プロの設計施工会社によるバックアップ体制もとられています。

このプロジェクトにおけるご依頼主、学生双方のメリットは十分にあると思います。これからのこの世界を担っていく次世代の人たちを一人でも多く生み増やしていきたい想いです。

初心忘れるべからず 好球必打は全てに通ずる

子どもの時に抱いた創作への情熱(設計)。それを着実に現実のものとし、次々と事業を展開。さらに、後進の育成にも熱い思いを持つ私をここまでパワフルに動かす原動力は、どこにあるのでしょうか。

学生時代にはアルバイト経験がないに等しく、大学4年生で初めて仕事というものを経験しました。本当に失敗ばかりで自信喪失でしたが、自分には物づくりしかないと思って社会人になり、失敗もありましたが、この仕事が好きなので楽しく必死で働きました。

目標とチャンスがあれば、自分流でも遠回りでもできるという絶対的自信は揺るぎません。チャンスはもらうものではなく気がつけるかどうかだと思います。私は有言実行型。周りに言ってしまって自分を苦しめますが、決めたことは必ずやり遂げます。高校の監督から言われた"初心忘れるべからず 努力に勝る天才なし 好球必打" は私の座右の銘です。

中学、高校と野球を通じて培った溢れんばかりのパワーと負けん気。天性のスイッチヒッターでもありアイデアマン。それをスピーディーにクリアする運とセンス。現状にとどまらない向上心。豪速球も変化球もクリーンヒットに打ち返す私は、今まさにアクセル全開で走りたいと思っています。

今は亡き職人さんからの指導

先代の家具職人さんから、オーダー家具の図面の書き方を教わり、大事に運んでくれと言わたのに現場で壊してしまい、徹夜で直してもらいました。失敗の日々があるから今があります。鍛冶屋の親父さんも「普通の物より曲げ物が得意だ。どないかしたる」といってくれたり、「うちは吉野屋です( 安い上手い早いの意味)」と自慢するアクリル屋のおっちゃんの台詞を、これからの次世代にも伝えたいと思っています。

ダサイけど、この言葉は今も若いスタッフに使っています。この精神が、関西のアパレル会社には受け入れられているのだと思います。

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